Vシネ化される劇画調漫画

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昔働いていた会社で社員が疾走し、最終的に実家に連絡したら連絡が取れた訳だが、寮にある荷物はどうするか?って話になった所、全て捨てていいという話になった為、産廃業者を呼んで、その部屋の片づけに行く事になった。

そして部屋に到着すると膨大な漫画が散乱しており、全て捨てていいという話だったので、俺は「ミナミの帝王」と「静かなるドン」を貰う事にした。

最初は絵で抵抗があったんだが、読んでみると両方ともすごく面白くて、当時両方20巻程度だったんだが、最終的に「静かなるドン」は最終巻まで購入し、「ミナミの帝王」は100巻位までハマっていた。

なぜ「ミナミの帝王」を途中で読むのをやめて、「静かなるドン」は最後まで読めたかというと、「静かなるドン」は、次から次へとストーリーが進んで行って先が読めない所が魅力で、

「ミナミの帝王」は最初はトイチの金貸しに関する色々なトラブルが魅力だったが、途中からは「水戸黄門」みたいに展開が読める様になってしまい、意外性が全くなくなったのが読まなくなった理由です(笑)

最初はエグイ金貸しが、金を借りといて踏み倒す奴や、ハナから返すつもりが無くて借りて飛んでしまう「不良債権者」を、奇想天外な罠や裏技で追い込み金を回収する姿が面白かったが、

途中からその回収する方法(キリトリ)もわざとらしい。

悪く言えば手抜きな感じになっていき、キャラ自体も、アンダーグラウンドの帝王というよりは、闇の世界の「金さん」みたいな「いい人」な感じが前面に出てくるようになって、最初の頃の手段を択ばない「金のプロ」って感じじゃなくなったので、魅力を感じなくなったってのが残念でしたね…

それに比べて「静かなるドン」は、最初の頃は絵もどんくさい絵で「劇画調」だったのが、絵がどんどん綺麗になって洗礼されていって、「ドン」自体も、ずんぐりむっくり体型から小柄だけど引き締まった体型に変貌(笑)

恐らく作者が小柄でずんぐりむっくりな体型なんじゃないかな?って思った。

ストーリーについても絶対に主要人物だと思ってたサブキャラが殺されたり、様々な事件が起こっていく訳だけど、そういう抗争だけの話ではなく、「ドン」の本業である「下着デザイナー」の方でも様々な「敵」や、サラリーマン特有のトラブルや上下関係に悩まされていて、

そのギャップが超魅力なんで、見てない人には両方見て欲しいです!!(笑)




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